船絞りという選択。圧をかけないことで生まれるもの
絞り方が、味を決める
発酵が完了した後、どうやって液体を引き出すか。
この「絞り」の工程は、発酵飲料の味と品質を大きく左右します。
現代の製造現場では効率を重視した強圧式の絞り機が主流ですが、強い圧力をかけると果実のアク(雑味)まで絞り出してしまいます。
絞り方ひとつで、同じ素材からまったく異なる味が生まれるのです。
「船絞り」とは何か
Cobobioが採用しているのは「船絞り」と呼ばれる伝統的な製法です。
一つひとつ丁寧に袋に入れながら1週間以上かけてじっくりと絞ることで、圧力をかけず重力と時間だけを使って果実本来のエキスだけを引き出します。
大吟醸などの高級日本酒でも同様の手法が用いられています。
急がないことが、品質を守る
1週間以上かけて絞る間、職人が温度・湿度・液体の状態を毎日確認しながら丁寧に調整を重ねていきます。
効率だけを追えば早く大量に作ることもできますが、それではCobobioが大切にしている「雑味のない、果実本来の力」を引き出すことはできません。
取り出したいのは、液体だけ
固形物が混ざったまま発酵が進むと濁りや雑味の原因になるため、液体だけを丁寧に取り出します。
この一手間が、最終的な味わいのまろやかさと透明感につながっています。
圧をかけないこと、急がないこと、手間を惜しまないこと。
船絞りという選択は、Cobobioのものづくりの哲学そのものを表しています。