最近、腸活という言葉ができたように腸内環境の大切さがよく言われるようになってきました。乳酸菌やビフィズス菌がクローズアップされていますが、それら細菌は主に大腸に存在しています。しかし免疫の中心は小腸が担っているため、大腸だけでなく小腸を含めて包括的に考えることが本当の意味での腸活となります。その小腸に定着しているのが酵母菌です。酵母菌は同じ真菌の仲間である麴菌と共に、古くから多種類の食物の発酵に使われており、日本人はその菌体自体や発酵生成物質を意識することなく自然に摂取してきたという歴史があり、非常になじみ深いものです。
 
小腸の酵母菌は、主に発酵を行うことにより必須アミノ酸を含むアミノ酸群、ビタミンB群、ミネラル、ポリフェノール、グルタチオンなど人体に有用な様々な微量栄養素を産生します。それらは私たちの腸から吸収されて体内で活用される有益な物です。またその産生物質自体が菌の周りの小腸環境を整えます。体の免疫を担う細胞の約8割が小腸粘膜に存在し、ここで何が異物であるかそうでないか、すなわち体内から排除すべきものかどうかを教育され全身を巡ります。この教育の時に、生きた酵母菌やその死骸が存在すると、小腸の上皮細胞を適度に刺激することで、反応が鈍いとか、逆に過剰に反応するといったことがない、適正に対応する免疫細胞に育てられると考えられます。妊婦さんにとって、受精卵や子宮内の赤ちゃんの細胞の遺伝子の半分は自分の物では無く男性由来のものなので、通常なら免疫細胞に異物と認識されて排除されてしまうところ、免疫寛容といって免疫細胞が反応しないように抑えられた状態になって、それが妊娠終了まで続きます。しかし腸内環境が悪く免疫細胞の抑えが効かない場合や過剰に反応してしまう場合に、不妊症(なかなか妊娠が成立しない)、流産、不育症(一旦妊娠成立してもすぐに流産することを繰り返す)、早産となってしまいます。その手違いが起こらないようにするためには、前述の理由で小腸内に酵母菌がある程度存在して正しい働きをする免疫細胞を育てる必要があると思われます。
 
外食産業の発達した現代食生活では昔に比べ明らかに長期熟成した味噌、醤油、漬物などの発酵食品(酵母菌)の摂取が不足しています。CoboMomには生きた天然の酵母菌が豊富に含まれているため、手軽に酵母菌やその発酵生産物を摂ることができます。天然酵母とうたっていても実際は工業的に売られている菌を添加しているものが多い中、CoboMomは自然界に存在する(伊豆天城山の大気中や葉などに野生息する)酵母菌によって発酵させているのが特徴であり、小さなお子様からお年寄り方まですべての方に安心して飲めるものです。
 
 
舞床和洋 プロフィール
山口大学医学部を卒業後、東京慈恵会医科大学産婦人科で不妊症や良性婦人科腫瘍を研究し医学博士を取得。 現在は神奈川県の「新横浜母と子の病院」に勤務。
産科を中心に日夜診察を行っている。
腸内環境の悪化と骨格の歪みが病気の根源であり、それらの改善を先ず図ることが大切である、と40年前から提唱しているシエルドマリ(生命情報研究所)の医療顧問を長年務め、西洋医学だけでなく東洋医学的な考えも広く取り入れ、日々の産婦人科診療でいかに腸内環境が大切かを伝え続けています。
 
 
 
 
 
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